マザー(映画)の少年と母親の現在とその後!実話となった事件とは

映画マザー実話の事件

本日は映画MOTHER(マザー)のモデルとなった実話、祖父母殺害事件について見ていこうと思います!

埼玉県の川口市で起こった事件。

当時17歳だった少年(映画内では周平)が、母親の立川千明の命令により起こってしまいました。

事件を調べると、とんでもない事件だったのです。

事件の概要と、17歳少年と母親のその後、現在の様子まで調査してきました!

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目次

映画マザーの実話モデル・祖父母殺害事件の概要

概要を飛ばす→母親・立川千明のその後

 

映画マザーのモデルとなった実話の事件概要を見ていきます!

事件の背景は映画の出演者も共感できない、というほどの残酷な事件だったのです。

 

祖父母殺害事件が起こった日

事件が起きたのは2014年の3月。

埼玉県川口市で老夫婦が殺害されているのが発見されます。

老夫婦には段ボールが掛けられており、キャッシュカードが奪われていたことが発覚。

2014年の4月29日に少年は別の窃盗容疑で逮捕されます。

その後防犯カメラなどの映像から、老夫婦の事件もすぐに発覚し、少年は2014年5月20日逮捕されることなります。

祖父母殺害事件

事件現場のアパート(引用元:隅元ゼミ調査報告

 

少年生い立ちと母親の関係

当時は非行に走る少年が起こした事件として大きく報道されていましたが、その後の調査で少年と母親の異様な関係や、生い立ちが発覚します。

1996年に生まれた少年は当時両親と暮らしていたのですが、10歳の時に両親が離婚。

その後母親はホストクラブに通うようになり、ホストを追って1か月も帰ってこないこともあったと言います。

母親はそのホストと再婚し、仕事の関係で静岡県に行くのですが、しだいに仕事をしなくなり埼玉県に戻ってきます。

この時に住民票を移さなかったために、少年は”居所不明児童”という扱いでした。

家族はこれを機にホテル生活をし、お金が無くなると、ホテルの敷地内でテント生活。

少年は学習意欲が当時からありフリースクールと呼ばれる学校にも通えたようですが、母親は他人からの干渉を嫌い行かせなかったと言います。

このことは映画マザーの1シーンでも取り上げられていました。

この間少年は母親から、様々な虐待などを受けてたそうです。

少年が16歳の時に再婚相手のホストが失踪すると、少年は自ら働いて家計を支えますが、全て母親の遊ぶ費用に消えていき一家は貧しい生活に。

母親は働かずに、少年のお金で遊び倒していたようですね💦

 

事件は母親の命令だった

映画MOTHER祖父母殺害事件

事件後母親と待ち合わせた公園(引用元:隅元ゼミ調査報告)

そんなことがあり、祖父母殺害事件が起こってしまいます。

母親は遊ぶ費用の為に、少年に会社から前借するように要求しますが、会社の前借も限界がきて借りれなくなってしまうのです。

このことで困った母親は、少年に祖父母を手にかけてお金を奪うように指示したのでした。

当時母親の立川千明は、命を奪うように指示はしていないと言っていたようですが、この発言は却下されたようです。

仕事も見つかり、社会復帰できたかもしれない子供を、犯人に陥れた事件。

とんでもない母親ですね。



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映画マザーの母親・立川千明の現在とその後

母親の立川千明ですが、その後裁判が行われ、2014年の9月19日に懲役4年6か月の判決が言い渡されています。

第1審の判決だったのですが、控訴しなかったので、罪はそのまま確定したということです。

 

この事件を映画化した「マザー」が放送される日は2020年の8月から。

つまり映画マザーが放送される時には、刑務所から出ているということです。

現在の居場所はさすがにわかりませんでしたが、偽名を使ってひっそりと暮らしているのでしょうか。

もし映画マザーの存在を知ったとしたら、モデルとなった事件を自分が起こしてしまったことに対して、どのように思うのでしょうか・・・

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映画マザーの周平・17歳少年の現在とその後

映画マザーでは周平という名前で演じられている少年ですが、少年には母親よりも重い刑が科せられています。

少年は懲役15年の刑を言い渡されます。

現在も刑務所で、映画マザーの公開時にも刑務所にいるということですね。

長年かけて真面目な少年を洗脳し続けてきた母親ですが、それでも少年にとってはたった1人の母親です。

何とも悲しい事件ですね💦

その後少年は「同じ境遇の子たちのため」として、本の制作に協力しているようです。

その本がコチラ⇓

 

この本を作る時の少年の言葉として、このような言葉が手記されているようです。

「一歩踏み込んで何かをすることはとても勇気が必要だと思います。その一歩が目の前の子どもを救うことになるかもしれない」「やはりその一歩は重いものです。そしてそれは遠い一歩です」

必死の思いで制作したこの本で、救われる子供たちはたくさん現れると思います。

刑を全うした時には32歳になると思いますが、少年には人生を取り戻して欲しいですね。

そんな映画「MOTHETマザー」では主役ともいえる少年の役を、16歳俳優”奥平大兼”さんが演じます。

奥平大兼さんは映画初出演だということですが、抜群の演技力で長澤まさみさんも大絶賛。

今後も期待の俳優さんです!

マザー(映画)の少年と母親の現在とその後!実話となった事件とは!・まとめ

映画MOTHER(マザー)のモデルとなった祖父母殺害事件は、曲がった子育てから少年が起こしてしまった、何とも悲しい事件でした。

母親の罪が重いような印象を受けますが、その後の裁判で実行した少年の方に重い刑が科せられたようです。

現在少年は刑務所、母親は刑務所で問題を起こしていなければ、外に出てきているようです。

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